ネタバレ映画感想 ヘルボーイ２

『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』（Hellboy II: The Golden Army）

ヘルボーイ ゴールデン・アーミー [DVD]

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オススメ度(10段階) ☆×７

遠い昔のエルフゴブリンVS人間の戦争を終結させたファイナルウェポンであるゴールデンアーミー。封印されたはずのこの恐ろしい力を、慢心する人間を滅ぼすべく、エルフの王子が手に入れんと暗躍を始めた。ヘルボーイたち超常現象調査防衛局のエージェントはゴールデンアーミーの復活を阻止することができるのであろうか？

というお話なんだけど、そもそものヘルボーイの出自が絡むからロードオブザリングの出来そこないみたいな感じになってしまっている。それでも評価は甘めの☆７つ。アクション好きなら何も考えずに見ればＯＫ。セルマ・ブレア好きだからというのも理由の一つ。

しかし、この映画は１も見ているんだけど、世界観が良く分からない。そのせいか、納得いかない点も多々ある。アメコミ原作だから「細かいことはいいんだよ(AA略)」ということなんだろうけど、「トロルが鳥嫌い」「双子だからっての生命までリンク」「リズの炎強すぎでこれですべて解決しちゃうじゃん」などなど…。

世界の理はどこまで考えられているんだろう。主人公のヘルボーイは悪魔でそのうち世界を破滅に導くって設定みたいだけど、エルフとかゴブリンとかと同じ土俵なのが違和感ある。リズを妊娠させちゃってるし今後どうすんのかも気になる。明らかに続編あるだろうし。
しかし、人間の心を持つ悪魔って設定はデビルマンも彷彿とさせるよね。まぁ、こんな設定の話は腐るほどあるんだろうけど、エルフ出してきたり、木の妖精の最後の生き残りだしてきたり姑息なエピソードはいらないから肝心のアクションをもっとどうにかして欲しかった。アクションとしての山場を中盤で迎えちゃってるんで、話としては一応ケリがついてるけど映画としてはなんか物足りない。